セヴィリヤ・スケッチ Ⅳ

セヴィリヤで過ごす時間を、
ちょっと特別なものに。

真夏の呆然とするような暑さがやっと去り、
ちょっと秋の足音が聞こえ始めた9月13日(水)に、
セヴィリヤ・スケッチを行いました。
今回は小さなお子様をたくさん描かせていただきましたよ。

ACO様

4年ぶりに福島の92歳の祖母の家へ。元気だったけど記憶よりちょっと小さくなっていたのが切なくて。久しぶりで緊張気味だった子どもたちが慣れた頃には、お別れの時。「またね」と再会を約束しました。


池田龍太郎様、さや香様、佳也乃ちゃん

実家が酒屋で、友だちが遊びに来たときにお店に並んだお菓子の中からピックアップできるのを、羨ましがられていました。週刊少年ジャンプがみんなより早く読めるのも、めちゃうれしかったなぁ。(池田龍太郎様、佳也乃ちゃん)

桃カステラが大好きで、季節になると松翁軒さんによく買いに来ます。カフェで食べられるのも貴重なんですよね。上にかかっている甘い砂糖が最高!この子が大きくなったら、一緒に食べられるかな。(さや香様)


のっち様、かすえ様、わかなちゃん

犬と猫と一緒に暮らしていて、2匹と過ごす時間がとても大切です。茶トラの猫がお兄ちゃんで、チワワの女の子を妹と思ってくれているみたい。レディファーストで優しいんですよ。(左:かすえ様)

長崎といえばおくんち。ふだんは看板に使う彫刻を仕事としている実家は、おくんちになると傘鉾の飾り付けで忙しくなります。だから小さい頃からお祭りが近づくとソワソワ。いまでも血が騒ぎます。(右:のっち様、わかなちゃん)


たけちょん様、ぱおちょん様

九州一周の途中に立ち寄りました。2人でこれまで四国一周や北海道一周も達成してきました。予算に限りがあるので、今夜は車中泊(笑)。春休みには、2人でバイクの免許をとって、ツーリングに行く予定です。(左:たけちょん様)

最近おじいちゃんおばあちゃんと3人で、麻雀にハマってます。これがけっこう頭を使うんです。1日3〜4時間ぶっ続けで集中していることもしばしばで、おかげでケータイから離れる時間を作ることができています。(右:ぱおちょん様)


ひろみ様、ちえこ様

香川県高松市から、親子旅行で立ち寄りました。香川には「おちらし」というおやつがあります。麦の粉にお湯を入れて練って食べる、うす甘い味の素朴なものです。大正生まれのおばあちゃんの家で、コップで練って食べたなぁ。(左:ひろみ様)

美容室を経営していて毎日忙しく、この子が小さい頃にはめったにかまってあげられませんでした。たまにドーナツを作ってあげたくらい。急いで作ったおかずが「パーマ液くさい!」なんてこともありました(笑)。最近は機会を見つけて、一緒に旅をしています。(右:ちえこ様)


野口友紀子様

完全リモートで働いているので、毎日3時にアラームをかけ、必ずおやつの時間を作って、生活にメリハリをつけています。おともとなるのは、スーパーのお菓子からチョコレート、いただきもののカステラ、栗まんじゅうまでいろいろ。ときには喫茶セヴィリヤにうかがうこともあるんですよ。


てん様、けいこ様

今は亡き父が、小学校の頃に作ってくれたミルクセーキの味が忘れられません。使っている材料は氷、卵、練乳とシンプルなはずなのに、自分で作ってみてもあの味にならないのです。またあのミルクセーキが食べたいですね。(左:てん様)

てんさんとは、20年来の友だち。折りに触れ、家族のことや悩みごとなどなんでも話してきました。長崎は映画の撮影地になることも多くて、たまに2人でエキストラに参加することも。楽しいことを「楽しいね」と言い合える友だちがいてうれしいです。(右:けいこ様)


ツジモトコウキ様、なお様、みゆり様、ましろくん、つきひちゃん

現在東京に住んでいますが、地元長崎の作家たちが発表できる場として、浜の町にアートギャラリーを開くことになりました。出島から新しい文化が入ってきたように、新しい価値観を発信できるプラットフォームに育てたいと思います。(右:ツジモトコウキ様、つきひちゃん)

実家のある栃木では、おやつに「いもフライ」を食べます。一口大のじゃがいもを串に差して、衣をつけて揚げたもの。たっぷりかかったソースがたまらないんです。今でも実家に帰ると、父が必ず買ってきてくれます。(中央:なお様)

コウキは小さい頃チーズケーキが大好きで、手作りしていました。焼き立ての熱々のものをホールごと食べちゃうので、冷めてからも食べられるように、いつも一度に2ホール焼いていたんですよ。(左:みゆり様)

昨日長崎バイオパークで、カピバラにごはんをあげたよ。(左:ましろくん)


あなたは自分の「絵」を
描いてもらったことがありますか?
ゆったりと時間が流れる
「喫茶セヴィリヤ」にて、
イラストレーターの泗水さんが
ご希望の方をスケッチします。

ちょこっとセヴィリヤ

秋の楽しみである栗を惜しみなく使った、「渋皮栗寄せの抹茶カステラ」がお目見えしています。奥八女、星野村産の香り高い抹茶の中に、こっくりと濃厚な国内産の渋皮栗と黒豆がたっぷり。生地の中にまんべんなく散らすために、和菓子の手法を使って、丁寧に仕上げています。口の中から秋を感じてください。単品950円、お飲み物付き1400円にてご提供しています。

泗水 綾子 Shisui Ayako

イラストレーター。1979年 岡山県生まれ、福岡市在住。
スケッチが好きでカフェや公園で描いています。
その場で描くことで、その時の空気や気持ちも絵になります。
絵を見返すと、服装、食べたもの、座っていた椅子、
その日の天気まで思い出せる、そんなスケッチを楽しんでもらえると嬉しいです。

セヴィリヤ・スケッチⅣ

発行日:2023年11月3日(楓蔦黄)
編集 浅野佳子(nico edit)
スケッチ 泗水 綾子
デザイン 川路あずさ
発行人 山口喜三
発行所 株式会社松翁軒

↑タップでPDFが開きます。

これまでの活動の様子